東芝ソリューション株式会社

広範な知識をGAITで客観評価、定期実施でチェックと育成計画に

東芝グループのSI企業として、複雑化する顧客の要望に独自の技術とサポート力で応える東芝ソリューション。ここではITのサービス化に伴い重要性が増しつつある“広範な技術知識”の有無を判断する手段としてGAITを活用。2014年6~8月に450名規模の受験を実施し、その結果をスキルチェックと育成計画に活かしている。今後も定期的に受験し、そのデータを人材教育のPDCAサイクルに組み込む計画だ。

プログラミングスキルの判断に適している診断ツールは色々とありますが、サービス化されたITの提案は、より広範な知識が必要です。その有無を客観的に評価できる手法を模索していたのです(山口氏)

ITサービス化の進展に伴い、事業モデルの再構築に取り組むSI企業が増えつつある。受託開発だけではなく、自社でSaaS等のサービスを立ち上げ、顧客に新たな提案を行うモデルへの転換が模索されているのだ。しかしそのためには、これまで以上に広範な知識が求められる。技術者の知識レベルを客観的に判断し、人材教育に反映するにはどうすればいいのか。

この課題を解決するための1つの手段として、GAITを活用しているのが東芝ソリューションである。同社は東芝グループのSI企業であり、業種ソリューション、業務ソリューション、プラットフォームソリューション、エンジニアリング(組み込み)ソリューションの4分野を柱に、コンサルティングから設計、導入、保守、運用に至るまで、幅広いサービスを提供している。

「これまでにも公的資格やベンダー資格、グループ内でスキル診断等を行っており、社員の自己申告や上長との面談も踏まえた上でスキルセットをデータベース化し、人材教育のPDCAに組み込むという取り組みを進めてきました」と語るのは、取締役 商品・技術統括部長の山口 晶嗣(やまぐち・あきつぐ)氏。しかしこれらは特定分野の知識に偏る傾向が見られると指摘する。「プログラミングスキルの判断に適している診断ツールは色々とありますが、サービス化されたITの提案は、より広範な知識が必要です。その有無を客観的に評価できる手法を模索していたのです」。

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取締役
商品・技術統括部長
山口 晶嗣氏

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商品・技術統括部企画担当参事 兼
人事総務部ダイバーシティ
プログラム推進担当グループ長
三好 みよ子氏

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商品・技術統括部
企画担当
酒井 寛美氏

広範な知識を客観的に数値化、最新技術の迅速なキャッチアップも魅力です

最新技術へのキャッチアップが速く、スタンダード性が高いことも魅力です(三好氏)

同社がGAITに着目したのは2013年秋。商品・技術統括部 企画担当 参事の三好 みよ子(みよし・みよこ)氏が、GAITを提供するJTPの担当者と知り合ったことがきっかけとなった。「実はちょうどその頃、グループ会社の東芝ITサービスがGAIT導入を始めていました。そのこともあり、最初は情報収集のつもりでお話を伺っていたのですが、これはスキルチェックと育成計画に有効だと気づいたのです」(三好氏)。

GAIT導入に向けた取り組みに着手したのは2014年1月。翌月には、数名のエンジニアを対象にトライアル受験とアンケート調査を実施。その結果「IT全般の広範囲な知識を客観的に数値化できる」(山口氏)と評価したと言う。これに加えて三好氏は「最新技術へのキャッチアップが速く、スタンダード性が高いことも魅力です」と指摘する。

その後、社内で説明会を開催し、2014年6~8月に3回に分け、約450名規模でGAIT受験を実施。対象者は入社1、3、5、7、10、15、20年目の全技術者と、対象者以外でも希望する社員は受験することになった。

その運営を担当した商品・技術統括部 企画担当の酒井 寛美(さかい・ひろみ)氏は「私は5月に産休から復帰したばかりだったのですが、JTPの担当者が丁寧にサポートしてくださったので、安心して開催に向けたプロセスを進めることができました」と振り返る。

受験結果は各受験者にフィードバックされるほか、社内のスキルデータベースにも記録され、他のデータとのクロス分析等が行われている。クロス対象となるデータは、年代別、職種別、事業部別、各種資格の有無等、幅広い。また今回はJTPが提供する、同業他社を含む業界平均データとの比較分析サービスを利用したが、これも自社の傾向を分析する上で有効だと言う。

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英語や中国語でも受験可能なのでダイバーシティの推進にも有効です

今後はこれにGAITの得点が加わることで、知識レベルをより客観的に判断でき、キャリアパスや人材教育プランの参考になると期待しています(山口氏)

さらに三好氏は「GAITはダイバーシティの推進にも有効」と指摘する。「今回はグローバル採用の社員も受験していますが、GAITは英語や中国語でも受験できます。日本語のハードルを気にせず、中立的に実力を判断できるのがいいですね」。

同社では今後も年に1回のペースで、今回と同様の技術者を対象に、GAITを実施する計画だ。つまり若手技術者は2年に1回のペースでGAITを受験することになる。「入社10年目までの社員の教育は会社の義務だと考えていますが、2年毎に知識レベルを確認することで、スキルチェックと育成計画が可能になると考えています」(山口氏)。

グループ内の他の企業にGAITを展開することも視野に入っている。「技術者の新人教育はグループ全体で行っており、スキルデータ項目もグループ内で共通化しています」と山口氏。「今後はこれにGAITの得点が加わることで、知識レベルをより客観的に判断でき、キャリアパスや人材教育プランの参考になると期待しています」。

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※今回お話を聞かせていただいた方々の所属並びに役職は、取材当時のものです。

導入企業情報

  • 会社名: 東芝ソリューション株式会社
  • 英文社名: Toshiba Solutions Corporation
  • 本社所在地: 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地34
  • TEL: 044-331-1000(代)
  • URL: http://www.toshiba-sol.co.jp/
  • 設立: 2003年10月
  • 資本金: 23,500百万円
  • 従業員数: 4,300人(2014年10月現在)
  • 事業内容:
    業種ソリューション、業務ソリューション、プラットフォームソリューション、エンジニアリングソリューションの提供

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